子宮がん検診・各種自費検査・ブライダルチェック・ワクチン
子宮がん検診・各種自費検査・ブライダルチェック・ワクチン

病気になって症状が出てから治療を始めるのではなく、病気にならないように予防することを一次予防、無症状のうちに検査をして病気を早期発見することを二次予防と言います。ワクチンは一次予防、婦人科検診は二次予防にあたります。ワクチンで病気を予防し、検診で病気を早期発見して体へのダメージを最小限にすることが目的です。主体的に予防することで健康を維持しましょう。
ブライダルチェックは妊娠に影響を与えるような病気が隠れていないかを確認するための検査になります。
子宮がん検診は子宮頸がん検診と同じものになります。子宮頸がんのうち95%はHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染が原因です。このため初交後は、妊娠を考える若い年齢でも頸がんになることがあります。子宮摘出が必要となる前に発見して最小限の治療をすることで、妊娠出産できる体を維持します。月経以外の出血がなければ2年に1回の検診が推奨されています。
当院では同時に超音波検査の併用をすることで子宮筋腫や卵巣嚢腫の早期発見に努めています。異常がある場合は保険診療で治療を行います。きちんと検診を受けていても、月経以外の出血があるときや帯下が増えているときは、一度婦人科でご相談ください。子宮がん検診は20歳以降の女性を対象に2年に1回、公費負担で受診可能です。
子宮内腔の子宮内膜にできるがんです。好発年齢は50代以降です。なお不正出血がある、帯下が多い、超音波で子宮内膜が肥厚しているなどの積極的に子宮体がんを疑う症状があるときは保険で検査を行います。気になる症状があるときは医師にご相談ください。
性交渉で感染します。比較的女性は自覚症状が少ないにも関わらず、無自覚なうちに子宮頸部から腹腔内まで感染が及び、不妊症の原因となることもあります。妊娠している場合は赤ちゃんに影響することがあります。
血液を介して感染します。性交渉時に微小な傷や血液から感染します。妊娠している場合は赤ちゃんに影響します。
オーラルセックスで感染します。咽頭の違和感、痛みを感じることもありますが、無症状の場合もあります。
妊娠初期に妊婦さんが風疹に感染すると胎盤経由で赤ちゃんに感染し、難聴や先天性心疾患、白内障、小頭症や精神発達遅滞などを引き起こします。妊娠前にワクチンを接種しておくことで感染を予防できます。まずはワクチン接種が必要かどうか、抗体価測定をお勧めします。
甲状腺は頸部にある、代謝を調整するホルモンを分泌する臓器です。女性に甲状腺異常が多く、妊娠中の甲状腺機能異常はお腹の赤ちゃんにも影響します。また毎日の倦怠感や動悸やイライラ感の原因となります。
肝機能や腎機能、脂質代謝、血糖値を測定します。自覚症状の少ない肝機能異常や腎機能異常などを早期発見します。
毎月月経がくる女性は鉄分やタンパク質を喪失しやすいことに加え、食事量も少なく貧血になりやすいです。症状として倦怠感、イライラ感、気分の落ち込み、息切れ、肌荒れや抜け毛などの様々な症状を起こします。健康診断ではヘモグロビンしか計測されませんが、ヘモグロビンが正常にもかかわらず鉄分が足りない潜在性鉄欠乏性貧血を見落とすことがあります。フェリチン、血清鉄、TIBC、UIBCなども含めて評価します。
妊娠を考えたときに妊娠に悪影響を与える病気が隠れていないか、あらかじめ行う健診です。妊娠継続に影響を与える子宮頸がん、妊娠率に影響を与える子宮筋腫や卵巣嚢腫、赤ちゃんに影響を与える性感染症検査や風疹抗体価検査、甲状腺機能検査、貧血検査などを行います。これまで受けてきた検査などを考慮して、医師と相談して検査項目を決めることができます。
妊娠を希望しているのになかなか妊娠しない場合は、上記の検査に加えて月経周期に沿って排卵の有無や黄体機能を検査して、きちんと排卵できているかを確認することができます。必要に応じて保険での検査ができますのでご相談ください。なお卵管の通過を確認する卵管造影検査は当院ではできません。必要な場合は可能な施設へご紹介いたします。
ワクチンはあらかじめ接種しておくことで、感染を予防して病気を防ぎます。ワクチンとは、毒性を弱めた病原体(ウイルスや細菌)やその毒素を体内にあらかじめ投与し、免疫をつけることで、その病気にかかりにくくする医療手段です。日本では、法律に基づいて市区町村が実施する「定期接種」と、個人の希望により受ける「任意接種」があり、費用負担の有無や補助制度などが異なります。婦人科では、子宮頸がんを予防するHPVワクチンや妊娠初期の風疹感染を予防する風疹ワクチンが接種できます。
当院ではワクチン接種は予約制となっています。3日前までにご
子宮頸がんの原因の95%を占めるHPV感染を予防します。HPVはありふれたウイルスで、性交経験者の女性のうち7~8割は感染したことがあると言われています。2種類(16・18型)のHPV感染を予防するサーバリックス、4種類(16・18・6・11型)予防するガーダシル、9種類予防する(16・18・6・11・31・33・45・52・58型)シルガードがあります。サーバリックスやガーダシルは子宮頸がんの原因となるウイルス感染の66%、シルガードは88%程度予防するとされています。加えてガーダシルとシルガードは尖圭コンジローマ(外陰部、膣内、肛門周囲などにできる乳頭状や鶏冠状のイボ)も予防します。
一度感染した型のウイルスには効果がないので、ウイルスに接触する前である初交前に接種することが効果を最大にします。加えて10代前半までの接種の効果が高いです。シルガードは、15歳の誕生日前日までに接種を開始した場合、通常は3回の接種が2回で済みます。子宮頸がんと尖圭コンジローマだけではなく、肛門がんや中咽頭がん、男性では陰茎がんの予防にもなります。本来は女性だけではなく男性も接種すべきワクチンです。
妊娠20週までに風疹に感染すると、胎盤経由でお腹の中の赤ちゃんにも感染を起こし、先天性風疹症候群を引き起こします。難聴、先天性心疾患、白内障が有名ですが、それ以外にも色素性網膜症、小頭症、精神発達遅滞を伴うこともあります。あらかじめワクチンを接種して風疹の感染を予防すれば防げる病気です。妊娠中はワクチンの接種はできず、ワクチン接種後は2ヶ月の避妊が推奨されています。
妊娠を希望したときはもちろんのこと、将来的に妊娠を考えている女性は抗体価測定をして、抗体価が低い場合(風疹HI32倍未満)の時はワクチン接種をお勧めします。すでに妊娠している女性は、人混みを避け手洗いやうがいをしっかりして感染を予防することが勧められます。また同居する家族が風疹ワクチンを接種することも有効です。妊婦検診で風疹抗体価が低かったときは、出産後のワクチン接種が推奨されています。
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